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ドービー・ツボイのアメカルレクチャー

ドービー・ツボイ

映画館「シネマスコーレ」のスタッフ。アメカル映画マスター
2008/05/27

キングの好きな監督、嫌いな監督

先日周りでとても評判が良い、びっくり霧映画『ミスト』を観ました。評判通り、人間ドラマとしても出てくるいろんなスゴイ奴らも両方楽しめました。原作はホラー帝王ことスティーブン・キング。こんなにたくさん映画化されているのは本当に珍しいと思う原作者の一人です。本当にスゴイペースで映画化されていた時は年に2,3本映画化され、必ず日本のキャッチコピーは「キングの最高傑作が映画化!」と書かれていましたが、一体最高傑作が何冊あるのかわからない素敵な作家さんでもあります。

ただし映画化された場合、原作者のキングがその出来に喜ぶか怒るかでその後、キングの原作を映画化したい場合に運命を大きく左右する難しい作家さんでもあります。今回は過去のキング作品を振り返りながら、キングの好き嫌い監督分析したいと思います。まず明らかにキングが自分原作で完成した映画を観て、その後一緒にお仕事されていない映画監督は2種類あります。そのキーワードは巨匠(ベテラン)とホラー映画の巨匠監督たちです。

前者の例として、一番有名なのは『シャイニング』を撮ったスタンリー・キューブリックです。この作品に関してはキングは相当お怒りらしく、わざわざ1997年にTV映画で再映像化、しかも脚本・製作・出演までされております。でも映画ファンの中では『シャイニング』マニアの方はたくさんおられ、今観てもものすごい斬新な恐怖映画だったと思います(もちろんジャック・ニコルソンの力も大きいですが)。そしてもう一人は『キャリー』を撮ったブライアン・デ・パルマ。これもホラー映画史に残る大傑作なんですが、キング氏はあまりお気に入りではないらしく、なんとこちらも2002年にTV映画で再映像化されております。むむむ。ホラー映画の巨匠たちはたくさんキングと合わない映画を撮ってしまった方々がたくさんおみえになります。『死霊伝説』のトビー・フーパー(これものちに再映像化!)、『デッドゾーン』のデビッド・クローネンバーグ(これはのちにTVシリーズになります)、『クリスティーン』のジョン・カーペンター、『ダークハーフ』のジョージ・A・ロメロ(『クリープショー』では仲良く仕事をしたのに、この映画で険悪に!)とホラー映画の歴史に名を残す方々がキング氏と一度きり(フーパーは『マングラー』で唯一2度仕事してますが、その後玉砕。無念)のお仕事をされています。

では逆にキング超お気に入りの監督さんたちもいます。最初にすぐ挙がるのが、映画もキング氏超お気に入り『スタンド・バイ・ミー』を撮ったロブ・ライナーです。ライナーとはその後、『ミザリー』で再タッグ。主演のキャシー・ベイツがアカデミー主演女優賞受賞のプレゼントまで付き、キング氏大絶賛の監督になりました。さらにお気に入りは今回『ミスト』を撮ったフランク・ダラボンです。ダラボンはフィルモグラフティー中何本もキング原作作品がある超お気に入り監督です。興行的にも成功してますし、『ショーシャンクの空に』『グリーン・マイル』は原作キングは知らなくても一般的に有名な作品になってますから!そりゃキング氏も絶賛の嵐です!

そんなキング氏ですが、いろいろ納得のいかなかった時代にもう誰にも映画化させん!と自分で監督されたことがあります。その名も『地獄のデビル・トラック』!内容は・・・・・・・・・。ぜひ皆さん探して観て下さい。ちなみにこれものちにリメイクされるのでした!!ちゃんちゃん。そんな偉大なるそして少し可愛らしいキングにアメカル万歳!

 

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