巨大生物(?)な映画たち
日本で巨大生物映画といえば、キング・オブ・モンスターこと『ゴジラ』(1954年)です。アメリカでしたら、数年前に映画オタク監督の一人、ピーター・ジャクソンが巨額の制作費をつかってリメイクされた『キング・コング』(1933年)です(ちなみにゴジラとキングコングは1回だけ対決が実現しております。1962年制作の『キングコング対ゴジラ』という夢の共演モンスター映画がありますので興味のある方はぜひチェックして下さい。キングコングの顔が和製になってて可愛いです)。
他にも映画の歴史の中で巨大生物が襲ってくる作品がたくさんあります。サメ・トカゲ・鳥・蟻・蛇・ワニ・クモ・カエル・サソリ・ヒト(!)などなど例をあげるとキリがございません。今回は一部の方には超有名、ほとんどの方には超カルトな巨大生物映画をご紹介します。
まずは野菜部門担当のトマト巨大映画『アタック・オブ・ザ・キラートマト』(1978年)です。もうこの映画はタイトルそのまんまで、トマトが人を襲います(笑)。しかも巨大化したトマト(おそらく親トマト)も出てきます(爆笑)。人を襲っているというよりはトマトの反乱って感じでしょうか。ものすごく低予算で制作されているので、スーパーでトマトが人を襲うシーンでは、寝転んでいる人の上にトマトを置いて、位置を変えながらコマ撮りで撮っております。巨大トマトはマジのハリボテで坂道で襲ってくるシーンは特に必見!ハリボテの下にある台車丸見えでございます。
こんな愛嬌のある作品を作ったジョン・デ・ベロ監督は、ティム・バートンらに尊敬されており、実は『マーズ・アタック!』のオチはこの『キラートマト』とまんま同じでございます。このトマト映画には3本の続編まで出来てしまい、第2作目『リターン・オブ・ザ・キラートマト』ではトマト人間の出現(ちなみに本作には若き日のジョージ・クルーニーが出てます)、第3・4作目はパロディ映画(そのタイトルも『キラー・トマト/決戦は金曜日』『~/赤いトマトソースの伝説』)化し、残念ながら失速するのでした。『アタック・オブ・ザ・キラートマト』にご興味ある方には、制作から17年後に『完璧版』として日本初公開され、DVDではコレクターズ・エディションで販売されております。
続きましてデザート部門担当はケーキ巨大化映画『アタック・オブ・ザ・ジャイアント・ケーキ』(1999年)です。こちらも映画の内容はタイトル通り、巨大なケーキが街を闊歩する素敵な作品です。制作国がとても珍しく、なんとギリシャでございます。ギリシャでもこんな映画が出来てしまうところに1票入れたいところです。
ただしこのタイトルにひとつだけ間違いがありまして、巨大化するのはケーキによく似たギリシャの伝統料理、ムサカ(ナスと挽き肉をミックスして作るらしいです)であることでしょうか。そのムサカを巨大化してまでも、この映画を作りたかったギリシャの映像クリエーターたちがすごいと思います(狙った作品になったかどうかは不明ですが)。そしてこのムサカを巨大化させる原因になった宇宙人たちがみんなギャル(死語)であることにも1票入れておきましょう。またこの作品もDVD化(良い時代になりました)されておりますので、興味ある方はぜひお探し下さい。
他にも通常サイズでもデカイ女優ダリル・ハンナがジャイアントになり夫の浮気相手を握りつぶす素敵なテレビ映画『愛しのジャイアント・ウーマン』や大きなブラジャーが登場する映画『ゾルダン星人』などなどまだまだ巨大生物(?)映画はたくさんあります。人生何かにつまずいたら、こんな陽気な巨大映画を堪能して下さい。あまりのくだらなさに人生に希望がわいてきます!そんな素敵な巨大生物(?)な映画たちにアメカル万歳!

「アタック・オブ・ザ・キラートマト」DVDジャケット





