今年の裏ベスト1位作品
今年もあれよあれよと11月になってしまいました。これを越えると次は年末です。1年は本当に早いもんだなぁと思います。年末になると映画ファンが必ずやることがあります。それは1年間の映画総括「映画ベストテン」大会です!といってもみんながやってることではないと思いますが。僕らスコーレ映画館のスタッフも年末(本当の年末、12/31!)に喧嘩しながら行ってます。実は僕はベストテンとは別に自分だけの密かな楽しみ「裏ベストテン」を毎年出しております。選出基準としては、あまり誰にも評価されずに埋もれてしまったのにも関わらず自分だけには響いた素晴らしい作品をベストテンしています。そして今年の裏ベストワンが決まりましたのでここで紹介したいと思います。
そのタイトルは『インベージョン』です。これは原作が超有名なお話「盗まれた街」です。簡単な話、人類を人間の思考能力ごと侵略してしまい、人格もすべて変えてしまう宇宙人(宇宙生命体?細菌?)VS人類の攻防をスリリングに描いた傑作SF小説です。映像化は本作を入れて4度目。ちなみに一番有名なのは1978年制作の傑作『SF/ボティ・スナッチャー』、一番有名じゃないのは1993年制作『ボディ・スナッチャーズ』(アベル・フェラーラ監督の異色作で日本ではビデオスルーになってしまったが傑作です)。そして今回の『インベージョン』はニコール・キッドマンとダニエル・クレイグ共演のハリウッド大作!のハズでしたが・・・。
お話は前3度となんも変わりませんが、描き方があまりにもスッポコな表現が多く素晴らしいです。ちなみに僕のベストワンに輝いたあるシーンを書きます。この映画は人間を人格ごと侵略する宇宙生命体が主人公です。よって侵略されると顔に表情がなくなり一点を見つめるようになります。そこで傑作シーンが生まれる訳ですが。まだ人格を侵略されていない主人公のニコール・キッドマンが侵略された人間たちが暴徒と化し追い詰められるシーンです。逃げ回って乗った地下鉄に乗ってた乗客からあるアドバイスをもらいます。それは「侵略されたマネをせよ!」と言われます。これには驚愕しました。これが通用してしまったら、なんてスッポコな宇宙生命体なんだろうか~と思っていたら、あっさり通用してしまい僕は大爆笑させていただきました。さらに追い討ちをかけるように、侵略されたマネをしながら逃げ回るニコール・キッドマンに「顔から汗がでてるからバレるぞ。」と親切なのかおせっかいなのかわからぬアドバイスまででてきてこのシーンだけでもベストワン確実と決めていました。
それに意外とコンパクトな上映時間(96分)に見ごたえあるストーリー展開がマッチして映画的にも面白かったので裏ベストワンは『インベージョン』に決まりました。あとから調べれば監督は『es』『ヒトラー/最期の12日間』とある意味ドイツのキワモノ監督オリヴァー・ヒルシュビーゲルとわかりなんとなくあの迷シーンにも納得しました。そんな僕の裏ベストワン『インベージョン』にアメカル万歳!

映画「インベーション」宣伝用チラシ





