なぜ嫌われるオーシャンズなシリーズ!?
よくハリウッド映画でこんなキャッチコピーを見たことないでしょうか?「豪華キャストが共演!」「ハリウッドスター総勢何十人競演!」僕もよくこの言葉に騙されて、胸躍らせ映画を見に行き、何度も肩透かしをくらったことがたくさんありました。2001年アメリカで公開された『オーシャンズ11』もそんなタイプの映画と思ってました。ジョージ・クルーニーにブラッド・ピット、マット・デイモンにジュリア・ロバーツ。言い換えれば盆と正月が一緒にやってきたようなキャスティング。彼らに使った接待費や経費だけで1本映画が作れる予算なキャスティング。どんな映画か楽しみにして見に行ったら、感想は一言。まさにハリウッド版「新春スターかくし芸大会」な作品でした(涙)。監督が大好きな映画『セックスと嘘とビデオテープ』のスティーヴン・ソダーバーグでしたので期待も大きかったのでショックも大きかったです。
いくらなんでも続編はできないだろうと浅はかな想いはどこへやら、いいのか悪いのかわかりませんが、ハリウッドのドリームチームは再結成して2004年『オーシャンズ12』なんて映画が完成してしまいました(涙)。前作のキャストは再結集+マイケル・ダグラスな嫁キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、フランスからはモニカ・ベルッチの旦那(もう別れていたらゴメンナサイ)ヴァンサン・カッセル、そしてゲストにダイ・ハードな男ブルース・ウィリスが参戦!もう製作者・キャスティングも血迷った本作の出来は素晴らしく悲惨で、ひょっとしたら楽しいのは出てる役者さんたちのみという前代未聞の問題作になってしまいました(大泣)。
ここで今回のコラムのタイトルにふれます。これだけめちゃくちゃやってしまった“オーシャンズなシリーズ”は映画ファンを敵にまわしてしまい、どんだけ凄いキャスティングでもダメ映画はダメ映画の良い教科書映画になってしまうのでした。僕のまわりの映画好きな方も「もうこのシリーズだけは許せん」とか「このキャストを単品で使ってもっと良い映画を作ってほしい」などの怒りと願いのこもった意見をたくさんいただきました。
二度あることは三度ある。やっぱり今年の夏にやってきてしまった『オーシャンズ13』。今度の敵はまだまだゴッドファーザーなアル・パチーノ御大に、年齢不詳(アップになると年齢がわかりやすい)エレン・バーキン嬢。もうここまでやられると僕は逆に興味が湧いてしまいすぐ見に行きました。感想はいろんな意味で間違った意味でとっても素晴らしい傑作、と言っておきます。映画の面白さは人それぞれあると思います。この“オーシャンズなシリーズ”は誰のために作ったか全然わかりませんが、僕はあえてハリウッドのこの無意味な行動で3本も出来てしまった“オーシャンズなシリーズ”に一票入れたいと思います。
さあ次は『オーシャンズ14』(あるのかなぁ?)です。ここまできたら次の敵は、ロバート・デ・ニーロかジャッキー・チェンぐらいトンデモナイ人たちじゃないと誰も納得しないかもしれませんが、ぜひ頑張って続けて下さい。そんな我が道を行くとってもアメカルの“オーシャンズなシリーズ”にアメカル万歳!
PS.そういえば『オーシャンズ13』に出演しなかったジュリア・ロバーツ姫。アル・パチーノこと嫌いなのかなぁ、なんて一人で考えてしまいました。

「オーシャンズ11」宣伝用チラシ





