2010/02/08
半農半達磨
ほうれん草が林檎のような味がする、と先週書いた。それからやや成長したので収穫して食べてみた。すると味がやや変わっていた。野菜としてしっかりしてきた分が味にも出ており、果物のような甘味だけが目立つ感じが薄れた。
こういう時にふと、ああ、自分だってそうだな、とハッとする。そりゃあ野菜だって育てば味も変わるよな、なんでそんな当たり前のことを見落としていたのだろうか、と気付く。枯れてしまえば食べられない味になることは承知だが、それも味の変化の延長線上の一面である。さらに言えば食べられなくなったというだけで植物はその後も変化する。種となり複数の新しい命となる。
そしてその変化にはほうれん草とそれを取り巻く全ての環境が関係している。自然の摂理というやつだ。栽培者の私という人間でさえもそこに組み込まれている。いかな大都会に住む人間でさえそうだ。自然の摂理に沿った人間の「道」はどんな場所にでも在る。それを忘れなければ心身を害うことも無く、安心を得ることができるのであろう。
「50、60でも入れる保険です!」だの「コ●ジュンさま〜!」だの「借金、大変なの?」だのということとは関係無い。
そしてこれはまた別のことだが、畑のほうれん草の味は自分で食べないかぎり分からない。今あなたの頭の中にあるものはただの想像である。








