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半農半音楽

Coupレーベル渓

渓(ケイ):COUP(クー)レーベルをグラフィックデザイナー高橋佳介(株式会社クーグート)と’99年に立ち上げ、以来制作を担当する。自身もギタリストとしてEtt(エット)のリーダーを務める傍ら多ジャンルに渡る演奏活動と各地でのツアーを行う。 '08年には通算4枚目のソロアルバムTamatsi Maxa Yuawi (タマツィ・マラ・ユアウィ)を発表した。CM音楽などの作曲や、ギター講師も務める。
2009/09/14

動物と子供2

 これを金儲けに利用する輩のことは話題にする価値も無い。今回は音楽のお話つうか私的見解。
 
 いつの頃から流行りだしたのか、大の男が子供みたいな声色でニ−ニ−クニャクニャと歌うあの歌唱法が私は一番苦手だ。
 子供の純真と大人の中に残る幼児性というのは別物だ。まだ性も未分化に近いあの頃にズルムケモジャモジャの野郎が還れるワケがないのである。ベッドではバブーになる奴と一緒だ。まあそれが悪いとは言わんが。
 我々が類人猿に還れないのと同様に大人は子供に戻れない。子供が純真だというのは大人側からだけの見方である。子供は何も意識してはいない。その時として残酷な所も含めて、子供達自身はただそうあるだけである。そして大人はそこに何か自分達が見失った大切なものがあることには気付いている。
 大人になる過程で蓄積した知性の垢を落とすには、知性以上のものが必要だと思う。表面的に子供の真似をしてもそれはとうてい成し得ない。我々は成長してこそ童心に宿るかけがえのないものを知ることができる。がそれは失われることなく我々の内にあり続けることを認識せねばならないのではないか。我々はその部分を大人として成熟させ、同胞の幸福に役立てねばならぬのではないか。大の男が子供の真似のようなニ−ニ−声で子供っぽい感傷を歌ったところで、子供に「おにいちゃん、こどもみたい−」と笑われるだけではないだろうか。

 ま、そうは言ってもそれがやりたきゃ否定はしないけどねえ。みんな好きでやってんだし。なあ。どんどんやろうよ。ね〜。ああよかったよかった。