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半農半音楽

Coupレーベル渓

渓(ケイ):COUP(クー)レーベルをグラフィックデザイナー高橋佳介(株式会社クーグート)と’99年に立ち上げ、以来制作を担当する。自身もギタリストとしてEtt(エット)のリーダーを務める傍ら多ジャンルに渡る演奏活動と各地でのツアーを行う。 '08年には通算4枚目のソロアルバムTamatsi Maxa Yuawi (タマツィ・マラ・ユアウィ)を発表した。CM音楽などの作曲や、ギター講師も務める。
2008/01/07

ひまわりは茶色

そこからがオレのプロファイラーとしての腕の見せ所だった。 オレは隣席の主婦(おそらく年は58だ)に目を付けた。 髪型、服装、宝飾品、来ている時間帯とコーヒーの飲み方、読んでいる雑誌と記事の内容、その他全てのファクターからあることを推理した。 そしてオレはギターをケースから取り出し、ある曲を弾いた。

『ひまわり』という同名映画の主題曲だった。

主婦は週刊誌を手にしたまま大粒の涙を流した。 そして曲を弾き終えたオレに一万円札を四つ折にして差し出した。『ひまわり』はその昔恋人と観にいった思い出深い映画なのだそうだ。オレの読みは的中したのだ。

かくしてモーニングの代金も無事払うことができ、おつり9650円を手にしたオレは、ある銭湯に向かった。

早い時間帯のせいで、風呂屋は空いていた。 かかり湯をして湯舟につかろうとした時のことだった。

オレはある異変に気付いた。

無数の茶色いものが湯舟の中を漂っていた。

洗い場にケツを着けて体を洗っているオヤジと、湯舟の縁で何気なく漂流物をかき出しているオヤジ、そしてオレの三人しかそこにはいなかった。

オレは混乱した!!


ホワット・ハプンド!!?オヤジ・ダップンド!!???_


オレは思い切りそのオヤジをディスってやろうかと思ったが、オヤジはまだ若そうなのに痴呆気味の表情で、ユーエヌケーオーをかき出している。

う〜ん、風呂ではウンコは臭わないのか〜と妙な点に感心しながら、とりあえずオレはサウナ室へ逃げた。

そこには肩口からびっしりと絵の描かれたオヤジさん。

ああ、こりゃまずいな、と思いつつ数分が過ぎ、オジキはサウナを出て行った。

(続く)

(漫画は本文とは関係なく次回へ続く)

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「気功コミック 十八式」