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半農半音楽

Coupレーベル渓

渓(ケイ):COUP(クー)レーベルをグラフィックデザイナー高橋佳介(株式会社クーグート)と’99年に立ち上げ、以来制作を担当する。自身もギタリストとしてEtt(エット)のリーダーを務める傍ら多ジャンルに渡る演奏活動と各地でのツアーを行う。 '08年には通算4枚目のソロアルバムTamatsi Maxa Yuawi (タマツィ・マラ・ユアウィ)を発表した。CM音楽などの作曲や、ギター講師も務める。
2009/07/20

何故名古屋ではラップ/ヒップホップ/レゲエが盛んなのか2

 そもそも米国で生まれたラップ・ミュージックなるものがジャパニーズ・ラップ/ヒップホップ/レゲエと化する経過はどのようなものであったのだろう。言語の特徴を含め全く異なる文化圏のポピュラー音楽を移植するには、移植先の土地風土に既存する音楽との間で共有可能な点を見出だし、そこを足掛かりに二者の融合を進めることが必須である。共有でき得る点とは聴覚上のやや表面的なものと、その音楽の由来に対する往々にして誤解を含むシンパスィの二つ、もしくはその合わさったものである。我が国の大衆音楽史上の邦楽(及びその成り立ち)〜演歌〜歌謡曲〜J POPという流れを見るに、我々がその折々に外国音楽を取り入れてきた形跡は明らかでる。蛇足を言うとポップミュージックに於いては輸入する音楽の文化的背景や民族的な心情はさほど問題にされていない場合が多い。一国に於いて大衆の支持を得るには如何なる輸入品であろうとも先ず移植先である国の世情に沿うことが必須になるからである。これはお洒落風メシ屋の多くでとりあえずモダンジャズがBGM使用されていることや、ブルース、サウダ−ジ、トランス等外国の音楽に使われる語が我が国風に理解ないし誤解されている例を見るとよい。

(続く)