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半農半音楽

Coupレーベル渓

渓(ケイ):COUP(クー)レーベルをグラフィックデザイナー高橋佳介(株式会社クーグート)と’99年に立ち上げ、以来制作を担当する。自身もギタリストとしてEtt(エット)のリーダーを務める傍ら多ジャンルに渡る演奏活動と各地でのツアーを行う。 '08年には通算4枚目のソロアルバムTamatsi Maxa Yuawi (タマツィ・マラ・ユアウィ)を発表した。CM音楽などの作曲や、ギター講師も務める。
2009/07/06

半農半X

 かれこれ5、6年になるが自然農法を岐阜県恵那市の恵那自然農塾で学んでいる。自然農についての詳しい説明は私にはでき兼ねるが、無農薬であることは勿論、耕すことも肥料をやることも最小限にし、虫や雑草を敵としない栽培方法である。はっきりとした定義は無いが基本的にはそんなところだ。
 この六月から愛知県名古屋市で新たに畑を借りることができ、ここのところよく通っている。長らく放置されていた耕地であるらしく、今は本業そっちのけで「開墾」に勢を出している。耕さないと書いた端から開墾とはなんだが、人として糧を得るために知恵は働かせるということだ。自然の範囲内での人の行為もまた自然ではないか。
 私にとって農の喜びは音楽のそれを上回る。根源的な喜びがそこには在る。何よりも創造的、芸術的であると感じる。これは神の仕事だと思う。自らの魂とその入れ物であるこの肉体となる食物を、自然と一体になった上で恵んでもらう。いったいこれ以外に何が必要なのか。
 写真は畑で発見したキノコだ。菌類は地表に倒れたあらゆるものを分解してゆく。食物連鎖を支える重要な存在だ。我々は地球は我が物とばかりその上を闊歩しているが、その大いなる連鎖からはいかなる知恵と力を以ても独立できない。どんなに見た目に美しい料理も土から生まれたものであり、それを食すどんなに偉いお人もキレイに着飾ったネエチャンもやがては同じ土に還るのだ。
 まあゴタクはいい。規模と程度は問わないが自分の食べ物を自分で作ってみる経験を皆が持つとよいと思う。


 どうも最近真面目くさっとるなあ。。。