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半農半音楽

Coupレーベル渓

渓(ケイ):COUP(クー)レーベルをグラフィックデザイナー高橋佳介(株式会社クーグート)と’99年に立ち上げ、以来制作を担当する。自身もギタリストとしてEtt(エット)のリーダーを務める傍ら多ジャンルに渡る演奏活動と各地でのツアーを行う。 '08年には通算4枚目のソロアルバムTamatsi Maxa Yuawi (タマツィ・マラ・ユアウィ)を発表した。CM音楽などの作曲や、ギター講師も務める。
2009/05/18

「スナック宇宙・裏」

 いやはや、先週はコラムだということを忘れて書きなぐってしまった。意味の伝わりにくい文章を掲載したことを反省。誤解を生じていると思うのでいずれ書き直そう。
 だいたい筆者に「音楽コラム」を書く資格と能力が欠けているからいつも話が逸れるのだ。しかもたいがい締切寸前に携帯メールで送るため文章は見直さない。だから毎回ブログ程度のお粗末なものになってしまうのだな。 
 さて、先週の続きとしての本題へ。下はある歌の節の一部だ。

きざな紳士の いでたちで
うわべの飾りは りっぱだが
天地の真理が わからない
政治の思想が 欠乏だ
心に自由の 種を蒔け

 これは明治時代に流行った「オッペケペ−」という唄の節のひとつからの抜粋だ。元歌は川上音次郎という人物が明治21年(1888)に初演したもので、言論の自由ままならぬ時代に歌に乗せて時勢を諷刺したものだ。たしか日本人の歌が初めて録音物に記録されたのがパリ万博時の川上率いる一座によるこの歌だと記憶しているが間違っていたらすいません。
 文明開花と呼ばれる時代の、洋装に切り替えた政治家などインテリ層を諷刺したものだと思うが、心情的にもまんま現代にあてはまる部分が多くないだろうか。人の世はいつだってこうなのである。そして音楽家はいつの世にも歌で民衆の叫びを代弁してきたのである。
 この明治の頃に比べ我々民衆の暮らしは改善されたのか。我々は本当に自由か。私はそうではないと思う。そして私は人間らしく生きるため、私自身を救うために音楽を通じて私の世界に働きかけている。世は色々と騒がしいが人さまは人さま、それに対する愚痴や不平ばかりこぼすのは最近減ってきた。世間に不満はないどころか大有りだがそれも私の世界すなわち私自身だ。私自身のことならより良くするために手のつけようはある、と先週は言いたかったのだ。オッペケペッポ ペッポッ ポ〜イ!