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半農半音楽

Coupレーベル渓

渓(ケイ):COUP(クー)レーベルをグラフィックデザイナー高橋佳介(株式会社クーグート)と’99年に立ち上げ、以来制作を担当する。自身もギタリストとしてEtt(エット)のリーダーを務める傍ら多ジャンルに渡る演奏活動と各地でのツアーを行う。 '08年には通算4枚目のソロアルバムTamatsi Maxa Yuawi (タマツィ・マラ・ユアウィ)を発表した。CM音楽などの作曲や、ギター講師も務める。
2008/11/24

次は新神戸です

また移動だ。
この三日間で愛知県の知多半島沖にある島から名古屋、大阪、広島県呉市、そして大阪と移動している。

人間の移動する距離と速度なんて、歩くかもしくは自然の力を利用する範囲内でいいと思う。
短時間長距離移動は苦手だという人のほうが多分動物としては正しい感覚を残し持っている。

世界は広いままでいい。
知らない国がたくさんあり、知らない人々がたくさんいるほうがいい。

国内外問わず短時間で移動しやすくなったが、それは本当に我々にとって有益なことか?
よその国まで飛んでいって空から爆弾落とすようなことが出来るようにもなって便利至極ですか科学者達よ為政者達よ。


我々はなんのためになにかにつけそんなに急がなくてはならないのだ。
その点だけではない、機械文明いやそもそも科学がもたらしたもの全般は我々を本当に苦しみから救っているのか?

科学や技術の進歩と共に人の暮らしは良くなっているか?

世の中が進んでいるように見える一方、「食べていけない」という人がこの国でも増えているという。
という、じゃない。オレもその一人だ。

食べるってどういうことだ。
この地上を覆うコンクリートの下には、野菜でも米でも作れる地面があるじゃないか。
かつては動物だって沢山居たじゃないか。
汚水を垂れ流し、コンクリートで固めてしまった河川も海も、十分恵みを与えてくれてたじゃないか。

自然は皆平等に食べさせてくれていたじゃないか。


……音楽コラムだったな。止めるか。

音楽にも機械は必要無い。
インドのサ-ランギ-など古典楽器の数々は今だにはるか大昔の姿のままで、インドの音楽家にも扱いが難しいそうだ。それでもその楽器が変に機械化合理化されないのは、それが音楽に必要でないことをインドの人達が知っているからだろう。

機械は人を愚鈍にさせる。
演奏者がそうなったらいい音は出ない。
故に楽器達は姿を変えないのだ。

時代にそぐわなくて姿を消す楽器もあろう。
またそういう音楽家もあろう。彼らは敗者ではない。
音楽の姿を歪めることはしないという点で誰よりも気高い。

本当に姿を消すべきは雑音家(楽器)のほうだが、世の中すべてはうまくいかない。
また雑音が無くなればいいかというとそうでもない。

今の世の中すべて悪いというわけでもない。

ないないない。

古い。

 

(漫画は本文とは関係なく次回へ続く)

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