新作映画「能登の花ヨメ」のキャンペーンで先日名古屋を訪れた女優・田中美里さん。
本作品では婚約者の母親を世話する為に、東京から能登の田舎にしばらく滞在することになり、能登の生活や風習を理解するのに奮闘する嫁・みゆきを演じています。
豪華共演者の皆さんとの楽しい撮影エピソードなどお話を伺いました!

タイトル:「能登の花ヨメ」
監督:白羽弥仁
脚本:国井桂・谷口純一郎
出演:田中美里、内海桂子、甲本雅裕、池内万作、松尾貴史、平山広行、水町レイコ、松永京子、
本田博太郎、泉ピン子
©「能登の花ヨメ」製作委員会
配給:ゼアリズエンタープライズ
【公開情報・・中部地区】
9月27日(土)より、名演小劇場、TOHOシネマズ名古屋ベイシティ、TOHOシネマズモレラ岐阜(高岡TOHOプレックス)にてロードショー
<ストーリー>
都会育ちの派遣社員のみゆき(田中美里)は結婚を控え寿退職することになった。
幸せ一杯のみゆきだったが唯一気にかかるのは婚約者の母親で、一人能登に暮らす松子(泉ピン子)が東京で行う結婚式に出席しないということだった。そんな中、松子が交通事故にあったと連絡が入る。
松子の身の回りの世話をするために、能登にむかう。能登に着いたみゆきを待ち受けていたのは、姑・松子の厳しい態度や都会とは全く違う田舎の暮らしぶりと独特の風習だった・・・。
―この作品のお話しをいただいた時の感想はいかがでしたか?
出演のお話をいただいた後に能登半島地震が起きたんです。それで急遽、台本に震災後の能登の様子が書き加えられたのです。私は金沢出身なので石川県は私の地元ですから、何か地元の役に立てればという思いをもって撮影に取り組みました。
―泉ピン子さんが演じる姑・松子との初めての対面のシーンは観ていてドキリとするものがありました。
そうですよね。みゆきが挨拶しても顔を向けることなく包丁を研ぎ続けている松子との対面シーンは、撮影でも緊張を感じました。ピン子さんとの共演も初めてでしたから、役を越えて本当の緊張感があったと思います。

―役作りについて泉さんから何かアドバイスはありましたか?
ピン子さんとは実は撮影当初はあまりお話をしていなかったのです。でも撮影が進むにつれて松子とみゆきの距離が縮まっていくにしたがって、どんどん話しかけてきてくださって。役作りのことを考えて、ピン子さんなりに距離を考えてくださったのだと思います。すごい方だなと思いました。みゆきと松子がどのあたりから打ち解けていくのかが難しかったと思います。「もう少しここはゆっくりセリフを言ったほうがいいよ」とか、間の取り方など色々とご指導をいただきました。
―内海桂子師匠とのやりとりも絶妙でしたね。
桂子師匠が演じたフジおばあちゃんは口数が少ないので、桂子師匠は「私に喋らさないなんて」と冗談を言っていました。役柄どおり、とっても可愛い方なんです。毎日差し入れしてくださった現地の皆さん達に何かお返ししたいと、桂子師匠が穴水町の仮設住宅に出向き三味線や漫談をなさったんです。現地の皆さんも大変喜んでくださって。桂子師匠だけでなく、私達俳優陣やスタッフは、本当に現地の皆さんの温かい心遣いに感謝の気持ちで一杯でした。

-祭りのシーンに出てくるキリコという灯篭ですが、実際に担いでみていかがでした?
映画の中で観るのと同じように幻想的で美しいキリコに感動しました。本当に、ストーリーと同様、過疎化が進みキリコの担ぎ手が集まらなかったそうで、この撮影で20数年ぶりのキリコが復活したのです。
この撮影のために金沢や近郊の町に出て行った方たちがエキストラとして戻ってきてくださって総勢約200名でキリコを担いだのです。子供たちはもちろん、お年寄りの方たちが盛大なキリコを見て涙してくださって。本当に素晴らしい経験でした。
-この映画の中でも「地域の過疎化」は大きな問題の一つですが、映画を通じて何か皆さんに伝えたいメッセージはありますか?
村や町を去った人達を、故郷はいつも待っていてくれています。今回は撮影を通して能登という場所がいかに温かさ、優しさに溢れているかを知りました。人も優しい、食べ物も美味しい。きっとふるさとという場所はどこもそうではないでしょうか。旅行でもいいので、一人でも多くの皆さんに訪れていただきたいという気持ちで一杯です。
是非映画をご覧になっていただいて、能登の温かさや素晴らしさに触れていただきたいと思います。
<インタビューを終えて>
会見に登場した田中美里さんは長身で、整ったお顔立ちが印象的な女優さんでした。
本作品でみせる能登の伝統的な花嫁姿も要チェックですよ。
過疎化の問題、田舎に住む年老いた両親の問題など、現代の日本が抱えたさまざまな
人間模様や社会問題が織り込まれた愛情たっぷりのヒューマンドラマです。
ぜひ皆さんにご覧いただきたい作品です。
(編集部・木下)



