ジェイアール名古屋タカシマヤ(名古屋市中村区名駅1)の4階ローズパティオで6月1日、ファッション界をリードし続ける“豪華キャスト”を迎えたスペシャルイベント「津森千里×島津由行ファッショントークショー」が開催された。

この企画は、ファッションブランド【TSUMORI CHISATO】のデザイナー・津森千里さんと、数々の雑誌で活躍するスタイリスト・島津由行さんが、2人のファッション感・仕事へのこだわり・ライフスタイルについて語るトークショー。
全国百貨店の初企画ということもあり、ショー開始の1時間前から会場に並ぶ人も多く見られた。観客は、比較的若い年齢層の男女を中心とする約150人で、服飾系デザインの専門学校に通う生徒も多数集まった。
ショーの開始前、「津森さんに早く会いたい!!」と話している10代の女性に、津森さんのファンなのかと尋ねると、「昔から津森さんのデザインする服が大好きで、(津森さんの)大ファンなんです。今日はとにかく津森さんに会いたくて、友達を呼んで駆けつけました」と語った。
津森さんと島津さんが登場すると、歓声が上がり、会場が一気に賑やかに!

2人の紹介を終えた後、まず最初に(司会の女性が)名古屋の印象を聞くと、津森さんは「名古屋は今まで3~4回来たことがあるが、今回5~6年ぶりに来たせいかビルがたくさん立ち並んでいるのを見てまず驚いた。とっても都会的な印象で、名古屋もかなり変わったんだなと思った」と話し、島津さんは「名古屋は20回以上来たことがあるが、結構前に国際展示場などでDJをやっていたころは、ボディコン=名古屋という時代で、きっと何かが流行ると、そっちの方向へ行くパワーがある街なんだと、その当時から思っていた」と話した。
また、名古屋のファッションについて聞かれると、津森さんは「名古屋巻きをしている姫様ルックの人がいるのかと思ったら、実はそういった人はそんなにいないようですね。髪の毛をゴージャスに飾るためにDiorとかのアイテムを取り入れたりしているかと思っていました」と答えた。

津森さんと島津さんとが出会ったきっかけは、津森さんが「I.S.(アイエス)」ブランドのデザインをしていたころ、ショーの音楽・演出・スタイリングを島津さんにお願いしたことだという。
自分にとってファッションとは何かと聞かれると、島津さんは「“夕ご飯”みたいなもの。これを外したらただの人になってしまう。“炭水化物”みたいに食べ過ぎると飽きるけどまた食べたくなる、そんな感じのもの。色々なデザイナーと出会ったりして、クリエイティブという名の“おかず”を食べさせてもらっているような気もする」と答え、津森さんは「ファッションにずっと携わっているので、(島津さんも話していたけれど)やはりお米のような存在。毎日なくてはならないもの」と答えた。
デザインについて津森さんは「自分の作る服に、自分のオリジナリティの粉みたいなものをキラキラと振り掛けていく感覚でデザインをしている。みんなそれぞれ自分の思う形や色があると思うから、それを大切にしていきたい。天邪鬼かもしれないけれど、人と違うことをしたい。時間はすごくかかるが、オリジナリティのあるデザインをしていきたい」と話し、それを受けた島津さんは「津森さんが丸なら、僕は三角で、表現者としてムードづくりをしていく存在でありたい。人が見ている方向とは違う方向に目線を向けながら、夢の切り売りができたらうれしい」と自分の役割について語った。
好きなファッションについては、島津さんが「(東京の)原宿より高円寺みないな感じで、ストリートから生まれる、ゆるい感じのファッションが好き」と、津森さんは「エコを感じるファッションがいい」と答えた。

この夏のトレンドは「エスニックのワンピースや刺繍、花柄のワンピース」に加え「リュックサック」が来るとのこと。また、秋冬については今年2月末に津森さんがパリコレですでに秋冬コレクションを披露しており、そのうち5点の作品をトークショーで披露しながら、今後のトレンドについて語った。
今後、津森さんは「大人かわいい」ファッションを追及していきたいという。さらに6月7日には、そんな「大人かわいい」デザインの服を取り揃える路面店【TSUMORI CHISATO GOLD】もオープン。
東京に出かけるチャンスのある方は、ぜひ【TSUMORI CHISATO GOLD】にも足を運んでみては?
<取材後記>
ファッションに対してインスピレーションを大切にしている津森さん。日ごろ感じる思いをすぐにファッションに取り入れてしまう「広い感性」が素敵だと思いました。津森さんのファッションブランドが世代を越えて愛される理由にも納得。今回、津森さんの世界観が浮き彫りになって、ますます【TSUMORI CHISATO】の魅力にハマってしまったのは、私だけではないのでは? (編集部 佐藤)



